思索倶楽部「アイリス」という名前ですが、倶楽部の意味ってご存知ですか?
ウィキペディアによると、イギリスでは16世紀の「フライデー通り」が最初の近代的クラブとされていますが、クラブという組織形態が普及したのは17世紀後半になってからです。
当時、喫茶店と社交場の機能を兼ね持つコーヒー・ハウスがロンドンを中心に増加していました。そこは文人が集まるクラブであり、ロイズのように保険の売買が成立される商売の場であり、政治が論じられる討論の場でした。
「情報」というものの価値が高まる中で、クラブの存在意義も変容してきたのです。
今、クラブの代わりになりつつあるのが、インターネットで上でのありとあらゆるコミュニティーです。SNSも然り。匿名性と即時性というインターネットの特長が、様々な「場」を作ってきましたが、情報量とプレーヤーが多すぎるために、相互監視や差別の動きも広がっています。
安心と安全が保たれた空間で、自由に自分の考えを表現できる「場」、ビジネスや人生を好転させる新しい何かが生まれる「場」、いつでも出入り自由で、ふらっと立ち寄ってエネルギーを充電できる「場」、そんな「場」があったらよいと思います。
自分が逃げ込む場所、
自分が駆け込む場所、
自分を見つめなおす場所、
そう、現代版アジール*のような場所が必要なんだと思います。思索俱楽部アイリスがそんな場所になれたら幸いです。
参照:
*https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%AB?fbclid=IwAR05_sCypxCaXLXOzwBEBJk6Dp0Vx8Q4YPXSUGgcKbMPLt8FcK01e1eYjzg